Evernote(メモアプリ)に謎のノート残ってた。
そこそこのおもしろさがあったので日記に残します。
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タイトル:おじさんのかさ
おじさん「返して! それおじさんのかさだから! それおじさんのかさだから!!」
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ちょっと意味が分からない。
「おじさんのかさ」といえば、むかし小学校1年生の国語の教科書に同名のお話が載ってた記憶があるので、それと関係あるんじゃないかな、とは思う。
知らない人のために一応ストーリーを説明すると、傘を大事にするあまり雨が降っても絶対に傘を刺そうとしなかったおじさんが、子供たちの歌の歌詞の中にこっそり仕込まれた催眠術の言葉によっておじさんが傘を刺す事の快感へと目覚めて行くっていうストーリーなんですけど、まあ今はそれはいいんですよ。
まず、僕はどうしてこんな内容のノートを残そうと思ったんだろう。
Evernoteっていうのは、使っている人なら分かると思うんですが、単なるメモアプリっていう括りでは語れないポテンシャルを秘めてるWebサービスで、公式サイトにデカデカと「全てを記憶する」って書いてあるのを見て頂けると分かると思うんですけど、ライフログ(自分の人生で起こったありとあらゆる出来事を片っ端から記録しまくってあとでニマニマしながら見返そうぜ!っていう自己愛の究極の形態みたいな行為)としても使えるっていうか、むしろそれが一番想定されてる使い方っていうか、そういうWebサービスなんですよね。
例えば自分が食べた食べ物を片っ端からEvernoteのノートに記録しまくって、あとで「あ〜あんときああいうの食ったよなぁ〜」って思い出して楽しかったりとかする、とかそういう奴です。
で、そういう所にこんな内容のノートを残してるっていう事は、少なからず僕はこのノートを後で見返そうと思ってEvernoteに書いたわけで、後で見返した時に何か思い出すだろうと思って書いたわけで、いや、でも、過去の自分には悪いんだけど何も思い出せない。どういうシチュエーションだったのかとかも全く思い出せない。なんかおじさんが傘を取られて返してもらいたがってるんだっていう内容はかろうじて読み取れるんだけど、別に僕自身が子供に傘取られて涙目になったとか、そういう記憶も特にないし、仮にあったとしてもそんないたたまれないみたいな思い出、大事にしまっておいたところで誰が得するんだ、そんな、辛い思い出を乗り越えた時こそ強くなれるんだ、みたいな感じになれるような深刻な出来事でも何でもないし、よく分からない。
こんな物残しておくなんて僕はいったいどういうつもりだったんだろう。とりあえずこれから傘持って出掛ける時は、その辺の人に奪われないように気をつけて出掛けようと思います。