140111:ハッキング映画楽しい

アルミ缶に印刷されたバーコード
「とある科学の超電磁砲」の世界で使用されているバーコードのデザインが素晴らしい

最近ハッカー物をちょっと作ってみようかなと考えてて、その準備のためにハッカー物の映画とかアニメを貪るようにみてる。

ハッキングをテーマにしたアニメとか映画って、「コンピュータが何やってるのか見てる人に分かるように描写しないと」っていう作家の都合と、「コンピュータが何やってるのか分からないようにしないと」っていうハッカーの都合が真っ向からぶつかるよね。

普通ハッカーって、コンピューター上では何もやってないように見せかけてバックグラウンドで何かやると思うんだけど、ハッキング映画だと、モニターに変な文字がバーって次々に羅列されたりとか、昔の映画の映像の一部とか海外のカートゥーン・アニメのキャラがサブリミナル映像みたいにパラパラ出てきたりして、明らかにコンピューターがいじられてるのがよく分かる演出がたくさん出てくる。

そういう演出がないと見てる人が映画の内容を理解できないからしょうがないんだけど、結果的にリアル感ない余計なお洒落演出が増えちゃって、大抵のハッカー映画ってサブカル感すごい。映画全体を丸々tumblrにポストしたいくらい。
そういうのが好きな人はたまらないんだろうけど、たまにはもうちょっとリアル感あるハッカー映画・アニメも見たいですね。とりあえずどの作品にも「たまたま隠しリンクを見つけちゃって」っていうギミックが出てくるのはどうなんだろうw


そういうわけで、見た映画やアニメ、本を適当に紹介しておきたいと思います。

サイバーネット [DVD]
「サイバーネット」。映画。

アンジェリーナジョリーが出てる。
「コンピューターがハッキングされてるのが丸わかりな演出」がたくさん出てくる。ピコピコかわいい、CGいっぱい使ってるハッキング演出が見たい人はこれが一番楽しめると思う。おもしろかったです。

ザ・インターネット [DVD]
「ザ・インターネット」。映画。

昔のマックとかいっぱい出てきて最高懐かしい。データの盗み方とかも「急いでフロッピーぶち込んでコピーする」っていう方法なのがまたw
でも筋書きは、政府のサーバーに入ってた主人公の戸籍のデータが書き換えられちゃって、家とか仕事とか、社会から自分の住んでいた痕跡が綺麗さっぱり消されて重犯罪者として追われてしまうっていう、結構不気味だし緊張する話。旅行から帰ってきたら家が売りに出されてたとか怖すぎるだろ。今のところ映画では一番面白かった。

とある科学の超電磁砲 Blu-ray BOX〈初回限定生産〉
「とある科学の超電磁砲」。アニメ。

超おもしろかった。いや、正直、「どうせ中学生の子供が超能力でドッカンドッカンやるだけのアニメなんだろ?」って感じで見てなかったんだけど、これを機に見てみたら、いや、確かに全体の筋書きはそのとおりだったんだけど、すごいおもしろかった。主人公の御坂美琴さん、かっこよすぎるだろう。
超能力者同士をネットワークで繋げてどうのこうのなんていう話も個人的にすごいソソるし、「無料で強力な能力がもらえますよ~」ってユーザーを釣って騙すっていう話も変なリアル感があって非常に良い。まだ12話までしか見てないんですけど、とりあえず1期分は全部見ようと思います。いやすごいおもしろい。

欺術(ぎじゅつ)―史上最強のハッカーが明かす禁断の技法
「欺術(ぎじゅつ)―史上最強のハッカーが明かす禁断の技法」。本。

本物のハッカーさんが心を入れ替えて書いた、ハッカーの手口の暴露本。コンピューターの技術的な解説というより、例えばターゲットの会社の受付の人に電話して、自分がその会社の内部の人間だと思わせて機密情報を特定の場所にファックスさせるとか、そういう詐欺まがいの話術とかの話が多い。
まだ途中までしか読んでないんだけど超おもしろい。


ハッキング映画、全体的に外れがなくていい感じです。
まあ、僕にとっては結果的に自分が好きな物が題材になってる物ばかり見てるんだから当たり前ですけどね。

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